近所を散歩する

なぜ体を動かすとストレスが解消されるの?

昔から「ストレス解消には、適度な運動がいい」とよく聞きますが、そもそもなぜ運動がストレス解消になるのでしょうか。運動すると、2つある自律神経のうち交感神経が優位になる時間がなくなります。交感神経は体を活発に動かすときに優位になる神経で、気持ちが上向きになり積極的に動けるようになります。また、軽い運動をすることでセロトニンやエンドルフィンなどのホルモンが分泌され、心の安定化に繋がります。セロトニンは精神の安定や安心感、エンドルフィンは免疫力向上やリラックス効果などをもたらすホルモンで、これらが安定的に供給されることでストレスや疲労解消に効果を発揮してくれるのです。また、運動して適度に疲れることで寝付きをよくする効果もあります。

散歩のいろいろなメリット

「軽い運動」としてよく挙げられるのが散歩です。散歩は特別な道具を必要とせず、運動負荷も小さく、どこでもできるので運動が苦手な人でもすぐに始めることができます。朝に散歩するとセロトニンの分泌が活発になり、ストレス解消効果をもたらすと同時に体内時計をリセットし、生活リズムを整えることができるのです。また、セロトニンは夜に睡眠を促してくれるメラトニンを作り出すため、朝の散歩が質の良い眠りを生み出してくれます。朝活として散歩を取り入れている人が多いのも、こうした理由から来ているのです。手軽さも魅力です。外に一歩出れば、風を感じながらいろいろな風景が目に飛び込んできます。「家の周りは何もない」という人でも、実際に歩けばいろいろな発見があるものです。